能力の高さより運の強さが問われるカードゲーム

運任せのギャンブルなので知識がなくても楽しめる

運任せのギャンブルなので知識がなくても楽しめる

ギャンブルに詳しくない方でも一度はバカラの名を耳にしたことがあるでしょう。
バカラは中世ヨーロッパ時代から続く歴史あるギャンブルで、現在のギャンブルにおいても大変高い人気を誇っています
バカラが長い間人気のギャンブルとなっているのは、テクニックや経験を必要としない運任せのギャンブルだからです。

オンラインカジノで定番のポーカーやブラックジャックの場合、先を読む経験眼や相手に自分の手札を悟られないためのテクニックを必要とします。
そのため、経験の浅い方ではなかなか利益を出すことができません。
バカラはそうしたポーカーやブラックジャックと違い、一切テクニックや経験を必要としないので、未経験の方でも利益を積んでいくことが可能です。

バカラはプレイヤー、バンカーどちらのカードの合計が9に近くなるかを当てるゲームです。
プレイヤー、バンカーというのはゲームにおける仮想上の2人のプレイヤーに付けられた名前です。

チップを賭ける側は、一歩下がった傍観者としてどちらが勝つかを予想します。
カードはディーラーが配りますが、仮想上の2人の勝負に対して賭けるので、ディーラーがイカサマを働いたとしてもチップを賭ける側にとっては特に問題になりません。
バカラにおけるディーラーはただカードを配るだけの存在でしかありません。

このような傍観者としてお金を賭けられるゲームは、ブックメーカーなどのスポーツギャンブルを除き他にはありません。
しかしブックメーカーの場合、各チームごとに戦力が違うので、バカラのように運任せのギャンブルを行うことはできません。

こうした運にすべてを任せるギャンブルであることが、バカラが数百年という長い間人気のギャンブルとして存在している理由です。

バカラの基本的なルール

バカラの基本的なルール

バカラはプレイヤー・バンカーどちらの手持ち札の合計が9に近いかを予想するギャンブルです。
カードはディーラーによりまず2枚配られ、条件によって3枚目が配られます。
基本的には最初に配られる2枚のカードで勝敗を決めることになります。

カードの数え方は1から9までは数字通りですが、10からKまでは0としてカウントされます。
そして合計が10を超える場合は、2桁目の数字はカウントされず1桁目の数字が採用されます。
例えばAと8の場合の合計は9となり、4と7の場合は1となります。

どちらが勝つかの勝率50%のギャンブルなので、どちらに賭けても配当金はベット額の2倍となるように思ってしまいます。
しかし、バカラはプレイヤーに賭けて勝った場合の配当金はベット額の2倍ですが、バンカー側に賭けて勝った場合に得られる配当金はベット額の1.95倍となっています。
これは5%分の手数料が引かれてしまうからです。

3枚目を引ける条件の違いで、バンカーの方がプレイヤーよりも若干勝ちやすくなっています。
そのため、その勝ちやすさの分配当倍率がプレイヤーよりも若干低めとなっています。

またプレイヤー、バンカーの他にもプレイヤー、バンカーの合計数が同じと予想する場合にベットするタイという枠も用意されています。
プレイヤーとバンカーの手持ち札の合計数が同じになることはまず起こりえないため、タイの配当倍率はベット額の8倍と高めに設定されています。

基本的にはプレイヤー、バンカーどちらかが勝ちますので、ルーレットの赤黒のように2択の勝率50%のギャンブルと考えて問題ないでしょう。

3枚目のカードが配られるための条件

3枚目のカードが配られるための条件

バカラは基本最初に配られる2枚のカードで勝敗が決まりますが、3枚目のカードが配られる場合もあります。
3枚目のカードが配られる条件はプレイヤー、バンカーそれぞれに違います。

まずプレイヤー側の条件ですが、プレイヤー側に3枚目のカードが配られるのは2枚のカードの合計が5以下だった場合です。
6~9の場合はそこで勝敗が決まりますが、5以下の場合は3枚目のカードが配られ、3枚のカードの合計で勝敗が決まります。

続いてバンカーの場合です。

バンカーに3枚目のカードが配られるのは、プレイヤーの場合よりも少々複雑となっています。
バンカーは2枚のカードの合計が6以下の場合、3枚目のカードが配られることがあります。

まずバンカーの2枚のカードの合計が2以下の場合、3枚目のカードが必ず配られます。
そして2枚のカードの合計が3以下の場合は、プレイヤーに配られた3枚目のカードが8以外ならば3枚目のカードが配られます。

その他にも2枚のカードの合計が4以下の場合は、プレイヤーの3枚目のカードが2~7だった場合に3枚目のカードが配られますし、2枚のカードの合計が5以下の場合は、プレイヤーの3枚目のカードが4~7の場合にのみ3枚目のカードが配られます。

最後に2枚のカードの合計が6以下の場合、プレイヤーの3枚目のカードが6か7だった場合にのみ3枚目のカードが配られます。

このようにバンカーに3枚目のカードが配られる条件はいささか複雑となっています。
ですが、3枚目のカードはディーラーがその条件に従い配りますので、3枚目のカードが配られる条件を覚えられなくてもゲームの勝敗に影響を及ぼすことはありません。

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